日本の農林水産省所管の農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)というところで開発されたシャインマスカットが日本国外で無許可栽培されており、そのために本来日本が得られていただろう利益を逸失してしまっ
農林水産省は品種登録出願の事実と品種登録の結果を公表しています。農林水産省のホームページで公開されている令和3年5月から令和6年4月までの情報から、どの作物の品種改良が盛んで、どの作物の品種が新たに登録されているか下のグラフにまとめます。
品種登録出願がされた上位4種の作物は、キク(青色、12%)、バラ(紺色、11%)、アジサイ(濃灰色、6%)、ならびにイネおよびカーネーション(薄緑色とオレンジ色、それぞれ4%)でした。
品種登録がされた上位4種の作物は、キク(オレンジ色、19%)、バラ(灰色、12%)、イネおよびカーネーション(紺色と濃灰色、それぞれ4%)、ならびにアジサイ、カリブラコア、およびペチュニア(黄色、薄緑色、および黄色、それぞれ2%)でした。このうち、食用作物の登録は約20%であり、非食用作物(花卉および草木)の登録は約80%でした。会社ではなく、個人の育種家による登録を受けた育成品種の数は300種、割合として約17%でした。バラは色々な機会で購入され、キクとカーネーションは生活行事と密接な関連があり、需要が見込めるので開発も盛んだと言えそうです。